dapoerpane路地裏ミルクバー

穀物粉とスパイスの日常開扉

ある朝、謎の足跡に震えあがって笑う

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朝起きて、寝室のブラインドを開ける。窓を閉めたまま、なんとなく下方を覗きこむようにして見入る。本当になんとなくだ。どうしてそうまでして窓のすぐ真下を見たくなったのかはわからない。何かに引っ張られるように当たり前のようにそうした。

 

幅の狭い細長い足跡。両足が揃っている。滑った後のようでいて、それははっきりと途切れ途切れになっている。途切れ途切れと言うより、かなりの間隔が空いているいると言ったほうがいい。こっちからあっちへ、そしてまたそっちからあっちへ、跳んで行ったな、そうだろ。

見当を付けてみる。兎かい?、それにしてはずいぶんと大きい足跡だね。そうだとしたら、彼が森の奥深くで遭遇したことがあるという我が家では伝説化している、あれか!?

脚を揃えて立ち上がったら軽く成人男性の身長を超えているという、あの巨大兎かい?、それが我が家の庭を跳び駆け抜けて行った、そんなことが今朝に起こったのだろうか。いや、ここは街中の住宅地だよ。

なんてね、そうだ、1年くらい前には旧居から1ブロックしか離れていないところでコヨーテに遭遇したじゃなかったか。まぁとにかく過ぎたのだ、済んだのだ、足跡だけを残してもう何者かの姿は消えたのだから、これを掻き消してしまう雪かきをするのが勿体ないくらいに思いながら、まずは紅茶を飲んだ。

 

この後、これとは別の足跡を見つけて震え慄いたのだった。震え上がって家族を呼ぶことができない。見なかったことにしようか。いや、そうは簡単に忘れられない。どうする、とにかく写真を撮っておこう。

これまた巨大な足跡が3つ。足跡だと思い込みで言い切っているが、そうなのかどうなのか定かではない。それでも数としてはとにかく3つ。その前にもその後ろにも巨大な足跡らしきものはない。どこから来てどこへ消えたのか。笑って、笑って、これは無かったことにするのが宜しかろう。